日焼け防止服のほぼ半分は日焼けを防げない

夏は紫外線が強く、軽い質感とファッショナブルなデザインの日焼け防止服が消費者に人気です。中国消費者協会が7月30日に発表した衣類の日焼け防止効果（紫外線防止性能）の比較テストの結果によると、市販されている日焼け防止・紫外線防止機能付きと表示されている衣類の約半数が、関連する国家基準を満たしていないことが分かった。

我が国の「紫外線防止性能」によると、紫外線防止指数（UPF）＞40であれば、紫外線防止製品と呼べます。中国消費者協会の職員はこのほど、北京王府井百貨店、三福アウトドア、天猫など10の実店舗と電子商取引チャネルから、24のブランドを含む日焼け防止機能があると主張する衣料品のサンプル26点を購入し、国家紡織製品品質監督検査センターに委託して検査を行った。その結果、UPF値が40を超えるサンプルは14点のみで、UPF値が20～40のサンプルは3点、UPF値が20未満のサンプルは9点だった。また、一部の衣料品は日焼け防止機能をアピールするため、UPF値を偽って表示していた。

専門家によると、衣服の紫外線カット性能は、生地の組成、厚さ、色の濃さ、コーティングの有無などの要素によって左右されるという。従来の生地の中では、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維は、綿や絹などの天然繊維よりも日焼け防止効果に優れています。生地の構造がしっかりしていて、厚みがあり、色が濃いほど日焼け防止効果に優れています。ただし、夏服は通気性や涼しさも考慮する必要があります。消費者は服を購入する際に、総合的かつバランスのとれた考慮をする必要があります。この比較テストにおけるどの衣類サンプルも、我が国の「衣類の物理化学性能要求」の「優れた通気性」基準と、「UV防止性能」に規定されている「UV防止製品」基準を同時に満たすことはできないことがわかっています。